北欧モダンは、ともすれば「ナチュラルモダン」と混同されやすいですし、
実際、日本ではその違いもなかなか明確になっていないのかもしれません。
いわゆる、「北欧の方が考えた、ナチュラルモダンテイスト」が
日本で言われるところの「北欧モダン」となってきているようです。
しかし実際の「北欧インテリア」というのは、ミッドセンチュリー系のデザイナーも含め、
例え木系を素材にしていたにしても、かなりの「ピュアモダン」系。
↓北欧デザイン(フィンランド=ファブリック「マリメッコ」はこの国)のインテリア。
北欧インテリアでは、木の素材でも自由なフォルムでデザインされているし
カラーもホワイトをベースに、パッキリ思い切り良く使われている場合があります。
そして更なる特徴は、そういった木の素材(主に白木色)とモダンなテイストを
「何のためらいもなく」融合させている点にありそうです。
北欧では草木や太陽の季節を皆で待ち望み、そしてあこがれているのです。
「イメージでの自然」を取り入れるインテリアこそが
「北欧ナチュラルモダン」であるわけです。
四季の明確な国に住む日本人の持つ「ナチュラルモダン」というイメージとの差はそこにあると言えるでしょう。
↓日本人がイメージする北欧モダンは、これに近いかもしれない。(デンマーク)
前置きはこれ位にして、そこで「我が家こそ(日本風)北欧モダンに!」とおっしゃる方には、
まずは、北欧モダン・デザイナーの照明をオススメ。
北欧は白夜があるせいか、照明のデザインには「有機的」な息吹のあるところが特徴だし、
ぜひそういったものを感じさせるデザインを選んでくださいね。
さらに、ファブリックや小物に北欧テイストを加える訳なのですが、
また次の機会にそういったコーディネートの具体的なコツを掲載できればと考えています。
さてこのデザインは、一般的な北欧モダン系の照明よりも、よりディコラティブになっているので
流行のグラマラス・ラインにも近く一味違った北欧モダンなお部屋となることでしょう。
パントンチェアー等で有名なヴェルナー・パントンデザイン。
(受注生産)
TOP画像:La Belle GalerieによるPixabayからの画像